画家の直人です。
今回は絵を描くときや仕事の効率化に役立つポモロード・テクニックという時間管理術についてお話ししたいと思います。
絵や仕事以外でも、家事や勉強など、やるべきタスクって1日の中でもたくさんありますよね。
タスクが終わらずに翌日に持ち越してしまうことが続くと、だんだんとストレスが溜まり、悪循環になってしまいます。
僕はのんびりや屋なので(笑)気をぬくとスピードが遅く後々困ることがありました。そんなとき、仕事のお客さんから教えてもらって、ポモロード・テクニックを知りました。
テクニックを使うことで、絵やその他の仕事の効率が格段にあがりました。心からオススメする、テクニックですので、時間管理に困っている方はぜひ最後まで読んで試してみてもらえると嬉しいです。
ポモドーロ・テクニックのやり方とは?
ひとつの作業に取り組むのが25分間、その後5分休憩という流れで進めていくのですが、具体的には以下のようになります。
- 実行するタスクを書き出す
- タイマーを25分に設定
- タイマーが鳴るまでタスクに集中
- 25分たったら作業を終了
- 終了したタスクをチェック
- 5分間休憩して脳を休める
ここまでの流れを4回繰り返して、1サイクルとなります。
一回が30分なので、1サイクルで2時間となります。
2時間の1サイクル終わったら、20~30分の休憩し、次のサイクルにとりかかります。
絵を描く場合の具体例
例えば僕の場合だと、一枚の簡単な似顔絵を色紙サイズで完成させる場合、以下のようにしてタスクを設定しています。
- 全体の構図を鉛筆でざっくり描く(25分)
-5分間休憩- - 構図が決まったら余綺麗に下書きする(25分)
-5分間休憩- - 下書きをペンでなぞる(25分)
-5分間休憩- - 水彩絵具で色塗り(25分)
これでだいたい二時間です。
完成しなかった場合には、さらにもうひとサイクルやりますが、かなり効率良く似顔絵を描けるようになったと感じています。
もちろん似顔絵以外でも、大作の下書きだったり、その他の仕事や家事など様々なことに応用できます。
いろいろアレンジしていけるようになると、楽しく管理できるようになってきます。
ポモロード・テクニックをやってみて感じたこと
実際にやってみると、作業をしている25分間は、そのことだけに没頭できました。他のことに気を取られることもないので、サクサク作業が進みます。そして5分休憩することで頭がスッキリし、次の25分にも集中して取り組む事ができるんです。
なぜ集中できるか?を分析してみたのですが、1番大きいのが、作業に集中している間は、他の余計なことを考えなくていいことじゃないかなと思います。時間を決めて取り組むことで、迷いなく集中できるんです。
もちろん最初は、25分内で終わりきらない量のタスクを設定してしまったら、終わらないこともあります。でも、そこら辺はやりながら感覚で分かってくると思います。
慣れてくれば「終わらなかったらどうしよう…」という漠然とした不安からも解放され、安心して取り組むことができるようになってきます。
絵を描くときはもちろんですが、その他の仕事や片付けなどの家事をする時にも、非常に役立っています。
ポモロード・テクニックが生まれた背景とは?
ポモロード・テクニックの生みの親は、イタリア出身のコンサルタント、フランチェスコ・シリロという方です。大学生時代の試験勉強で、時間に追われて、焦り、集中できない状況がきっかけでやり始めたそうです。
ポモロードとは、イタリア語で『トマト』の意味。シリロが、最初、時間を図るのに、トマト型のキッチンタイマーを使っていたため、この言葉が由来になったそうです。
絵や仕事を効率化する時間管理術、ポモロード・テクニックいかがでしたか?人によって合う合わないはあると思いますが、一度試してみてもらえると嬉しいです。
ポモロード・テクニックについて、より詳しく知りたい方は、専門の本もありますので、ぜひ読んでみてくださいね。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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